難転

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閃の軌跡Ⅲ 考察・予測(妄想)① 起動者・騎神編

自分用にⅢで分かったことから考察、予測したことをメモしておく用の記事です。多分順次増えます。 書いている人が好きなキャラへの願望や贔屓が多少入っています、また様々な人や掲示板の考察予測等を参考にさせていただいてますので、その点はご注意下さい。 閃4のプロローグ等情報が公開されたのでその要素も含みます!

≪起動者≫(と騎神)について

〇分かったこと

  • ≪起動者≫は焔を刻まれし者である。

  • 試しを乗り越えたものが≪起動者≫となる

  • 騎神は七体(灰、黒、緋、蒼、銀、金、紫紺)いる。

  • 今回の≪起動者≫は灰:リィン、黒:オズボーン、緋:セドリック、蒼:クロウ、銀:アリアンロード、金:?、紫紺:ルトガ―である。また、その中でも黒は特別な存在である。

  • 騎神(起動者)はその時代ごとに必ず現れる(目覚める)訳ではない。

  • 騎神は、焔の至宝と地の至宝が融合した鋼を地精が作った器に入れたものである。

〇考察?

≪起動者≫になる条件がまだはっきりしていないので、そこについて考えたいと思います。

一つは試しを乗り越えることです。これは確定しています。クロウやリィンがやっていますね。 また試しには今まで魔女が導くもの……というイメージがありましたが、地精側のルトガ―が覚醒したのが死後であると考えると、導くのは地精でも出来るのでしょう。

もう一つ、上記でヒントになりそうなのが焔を刻まれし者である、ということです。 これは無印でリィンが試しを乗り越えた後にヴァリマールに掛けられた言葉です。なので、起動者になったことで焔を刻まれたか、焔を刻まれているから起動者になった、と考えられます。今回は後者であると仮定して進みます。

焔、呪いと起動者について

まず、焔とは何か。 騎神で焔、というと至宝の事が浮かびます。また、閃では焔が闘争の象徴の様に扱われています。碧ではティオがオズボーンに対して焔の幻影を見ていますし。

闘争、というのは至宝が昔の人々に願われたことでもありますね。後に人々が止めてほしいと願っても、止まることはなかった。このことから、騎神の中に入っている鋼は至宝が願われた闘争という性質をまだ持ち続けているのではないでしょうか。 また、帝国内に広がっていると言われている呪い、も至宝の一部であると地精側は言っています。呪いは戦乱(闘争)を起こす引き金です。

なので、焔=闘争本能……力を欲すること(無理やりですが)=呪いと考えてみます。必ずしも刻まれているのは呪いとは限らないような気もしますが。

次に起動者側から考えてみます。この条件を満たすかどうか?

リィンは鬼の力を持っています。エマがそのことも起動者に選ばれた理由の一つだと言っていました。 この力は心臓由来のものであり、オズボーンから移植されたものです。鬼モードになったリィンは、滅びよ……ってよく言いますよね。これ、誰が言ってるんでしょう。 どうにもリィン本人の意思で言ってるようには思えません。暴走してるときは本人に意識は無いようですし……。

それで、私はこれは呪い(焔)の声なんじゃないか?と思いました。 マクバーンが混ざってる、と言っていましたが至宝の力が混ざっていたのではないのでしょうか。闘争、相手を全て滅ぼしたいという意思。

それでもって、この心臓はオズボーンのものですから、この心臓を起点として焔が刻まれているとしたら、元はオズボーンに焔が刻まれていることになります。 その他の可能性としては、リィンが襲撃された時、殺される前力を欲してその時焔が刻まれた、ということも考えられると思います。

オズボーンはさっきの記述の様に、心臓に呪いを刻まれていた、のですがリィンに渡していますよね。 彼も襲撃の時に焔が刻まれてもおかしい話ではないのですが……。 焔は一部位だけでとどまるものではないのか、そもそも譲渡はできるのか……謎なことが多いので分かりませんね……。 ただ、イシュメルガは特別なので、他とは選定条件が違う可能性もあります。

クロウはお祖父さんが死んだ時……というよりは国民に責められるお祖父さんを見ていた時、でしょうか。 自分の無力さを痛感したとき、とも言えますね……。関係ない話ですが、彼の両親については何も分かっていませんよね。 下手したらお祖父さんと血がつながっていないみたいなこともあり得そうです……。

セドリックはⅡで無理やり呪われたテスタロッサに乗せられたときに、彼本人も呪われてしまったのだと思います。 それ以前からオズボーンの力強い姿に憧れていたようですし……。 Ⅲ本編でも力を欲していましたしね。また、テスタロッサも呪われていたので他の騎神とは条件が違います。

アリアンロード……リアンヌは、武人なので力を追い求めることは自然ですし、ドライケルスとあってから、この戦乱を治めるためにさらに力が欲しいと願っても不自然ではないかと思います。

ルトガ―は……ほら……猟兵ですし……常に力を求めてるっていうか……。

後半の方から段々適当になっていってしまいましたが、如何せん情報が少ないので……すみません。 一応、こじつけで全員なんとかなりそうです。

ということから、二つ目の条件を起動者は力を求めた者=焔を刻まれたものとします。

前起動者と現起動者の関係について

三つ目は、ゼクトールの初代≪起動者≫が猟兵だった、ということから考えてみます。 まずここから考えられるのは、同じような性質をもった人間が選ばれるのではないか?という事です。 リィンもドライケルスと似ていると作中で言われていましたよね。 他の人物は例がない(銀はリアンヌ、緋は例外、蒼は不明、黒はいない、金は不明)ので……。

そこで、もう一つ気になることがあります。現在の起動者たちはほぼ全員一回は死んでいる、という事です。 これには契約以前に死んだ人(リィン、ルトガ―)、契約後に死んだ人(リアンヌ、クロウ)に分かれるのですが(オズボーンは契約時期が分からない、セドリックは死んだか分からない)どちらにも生き返っている人がいる時点で、契約以前か以後かというのは生き返りの条件にはならないのではないかと考えます。 同じ方法で生き返ったルトガーとクロウが分かれているので。 ちなみにリィンが死亡していると考えたのは、彼が5歳以前の記憶を持たないこと、来た時には既に心臓が貫かれていたことからです。

なぜ起動者は生き返れるのでしょうか。 それは、騎神と起動者の魂には霊的な繋がりがあり、それによって呼び戻せるもしくは、騎神もしくはどこかの空間に起動者の魂を保存することができるのではないでしょうか。 身体が無事か、修復もしくは近しい身体であれば何らかの手順で魂を身体に呼び戻すことが出来るのではないでしょうか。

また、ルトガーとクロウは地精の手によっておそらくホムンクルスとして再び生まれ(組成され)ました。 同じくホムンクルス(厳密にはOzなので違いますが)であるミリアムやアルティナは成長していませんが(太らない、と言っていましたね)、クロウの身体は成長(髪が伸びている)しています。 この違いは、起動者であるか否か、もしくは本人の魂を持っているか否か、なのではないでしょうか。

突然なのですが、ミリアムとアルティナって全く似ていませんよね? 彼女たちが一から作られたなら、姉妹なのだから身体的に似た要素を持って作られる(メタですがデザインされる)と思うんです。 成功作を作るだけだったらわざわざ見た目を変える必要無いし。

なので彼女たちには元となった身体があるんじゃないかと思うんです……死体とか。 そのせいで彼女たちは死体の元の姿から成長することが出来ない、とか。 元が全く関係性のない人間の身体であれば、見た目には理由がつきます(Ozが特別な可能性もありますが)。

多分アルベリヒがクロイス家から盗んだ錬金術は完全ではなく、キーアのように一からホムンクルスを作ることは出来なかったんじゃないでしょうか。 クロウとルトガーも死体から組成されたというのは同じです。しかし彼らは起動者です。保存された魂を身体に呼び戻し、本人のまま生き返ることが出来たから、成長しているんじゃないでしょうか。

話は戻りますが、起動者の魂と騎神に霊的な結びつきがあるのが契約以前からあるとすると、一つ考えられることがあります。 各初代≪起動者≫の生まれ変わりが各騎神の≪起動者≫になるのではないか、ということです。 初代たちの時の契約によって魂自体に仮契約のようなものが施されたのではないでしょうか。 生まれ変わりであれば似たような性質を持っていてもおかしくはないですし……。 あと、リィンの名前の元ネタがリィンカーネーション(輪廻転生)なのではないか、というのも理由の一つになるかもしれません。 またドライケルスの生まれ変わりがリィンではなく、オズボーンという可能性もあると思います……見た目的にはそっちのが近い気がする……。 そうなると、本当はオズボーンが灰の起動者であり、呪い(炎)、契約の中心である心臓に移したからリィンが灰の起動者になった、ということになります。

起動者候補、と呼ばれていた気がしますが、実際のところは最初からヴァリマールはリィンにだけ声を掛けていましたし、アルグレオンも自分からリアンヌに声を掛けていました。 起動者候補は一人しかおらず、なるかならないか、というだけなんじゃないかと。 準起動者はアークスがあったから生まれたものなんじゃないか、とか。

上記した3つの条件をまとめると 1.初代起動者の生まれ変わりである(先天的条件) 2.焔が刻まれる(後天的条件) 3.試練を乗り越える(後天的条件)

となります。 その為、時代によっては起動者が出てこないのでしょう。

金の起動者は誰か?

この条件から、金の起動者が誰なのか考えてみます。 といっても1と3は使えないのですが。 色んな所で見たところ、オーレリア、アッシュ、ミュゼ、オリビエあたりが根強い予想でしょうか。 全員可能性はあるかな〜、とは思うんですが、私はアッシュを推したいです。 彼は呪いを埋め込まれていましたね。そのせいで皇帝を撃ってしまいます。それはハーメルの悲劇の時に起こったことだと思われ、当時彼は3歳です。

……疑問なのですが、3歳の子供が一人で猟兵が跋扈する中生き残れるものなのでしょうか。 普通に考えたら、無理だと思うんですよね。逃げ出したレーヴェヨシュアカリンをきっちり始末しようとするぐらいですし、かなり念入りに皆殺しにしようとしていたようです。それに、3歳児の子供は死んだふりとかも出来ないはずです。

でもアッシュは生きていた、それはなぜか? 率直に言うと、生き返らせられたんじゃないか、と思っています。

では、誰が生き返らせたのか。 ……人を明確に生き返らせることが出来るよう作中で描かれているのは、ひとつの団体だけです。……黒の工房、もとい地精です。 そして丁度ハーメルに関わっていて、地精とも関係があるとされる人物がいますね? そう、ゲオルグ・ワイスマンです。

彼は地精の技術とされる戦術殻を扱います。また現在、地精の一人とされているジョルジュ・ノームはアルベリヒからゲオルグ、と呼ばれていました。このゲオルグ、という名前に意味……例えば役職名であったり、地精内で継ぐ名前であったりするならば、ワイスマンが本当は地精であってもおかしくはないのです(偶然か必然か、ヴィータはワイスマンを嫌っていたようですし……)。

彼はハーメルに目をつけていましたね、事件の原因の一人にして、生き残った二人を結社に勧誘していましたから。 地精であれば多分アッシュが起動者候補だと分かるはずです。起動者はおそらく地精の計画に必要な存在ですから、ここで死なせてまた生まれ変わりを待つのは大変ですよね。 これ以外に、黒の史書の通りに皇帝を殺す(古の血を流す)為、アッシュを生き返らせる必要があった、とも取れます。 それとアッシュの身体に大きな傷とかは見当たらないんです。あんな惨劇に巻きこまれたら、傷があってもおかしくないのに……。

また、アッシュのことをハーメルから連れ出したショボくれたオッさん、が居ますよね。これがワイスマンなのではないでしょうか。 ワイスマンは認識を弄れますし、知り合いの振りをしてラクウェルにいたアッシュのお母さんに彼を頼むことは出来ます。自分をオッさんにも見せれるでしょう。記憶も弄れますし。 そもそも普通の人で普通にアッシュが生き残っているのを見たら一番近いパルムに連れて行くはずです。ラクウェルはハーメルから離れてますから……。

流れとしては、ハーメルでアッシュ死亡→ワイスマンがアッシュを生き返らせ記憶弄る(もしかしたら呪いを埋め込む)→ワイスマンショボくれたオッさんとしてラクウェルにアッシュを連れてくですね。 アッシュの呪いが地精によって付与されたのか(地精が出来るかもわからんですが)、ハーメル襲撃時に覚醒したのかは分かりませんが。 ちゃんと生き返るには、起動者でなければならない。 ので、2の条件を満たしてますし、一回死んでる可能性が高いのでアッシュかな、と推測しました。

他にも個人的に新Ⅶから一人起動者出た方がバランスいいよなーでもミュゼは指し手であんま前線に駒として出る感じじゃないかなーとか黒の史書と呪いに踊らされた一人であるアッシュがそれぶち壊しに行くの熱くない!?!?クロウもリィンも踊らされてるしこいつらが盤面ひっくり返すのめちゃくちゃ熱いじゃん!!!!アークス試験班、旧Ⅶ、新Ⅶって先輩後輩関係でワンラインで繋がってるし!!!とかって思ってました。

個人的には、指し手が起動者っていうイメージが無くて……。 なのでオズボーンが起動者だったのはめっちゃショックでしたね。 これについては、オズボーン自身も駒で、本当の指し手はイシュメルガなんじゃないか?で解決は出来るので、指し手であるミュゼ、オリビエは外しました。 オーレリアはあまりにもまんますぎるというか……ミスリードな気がするんですよね。彼女には人間としての強さを見せてほしいというのもある。

ちなみにルーファスの残るは…みたいな発言はただ単にオズボーンが黒だったからやっぱ残ったの金か〜みたいな風に取ってます。思わせぶりな発言多いですから……。 オズボーンとイシュメルガ、アリアンとドライケルスについても多分あとで書きます。